#313 2012年迎春
旧年中はお世話になりました。
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。
さて今年は控えめに年賀状1枚を紹介させていただきます。昨年と同じく寿男さんから頂戴しました。「辰」という字を背景に「亀龍寿」と、直筆で書かれてあります。
コントラスト、バランス、タッチといい、毛筆には全く縁のない私ですが、いつ見てもまた何度見ても飽きません。ご本人に尋ねたところ、この書体は隷書体(れいしょたい)といい、昨年も申しましたが、弊社サイトのトップページにある「粉」という字も、寿男さんに無理をお願いして書いてもらったものです。
【2012年 亀龍寿】
また一口に隷書体といっても色々なスタイルあるそうで、昨年の「楽寿」はやわらかなタッチで書かれていますが、これも隷書体の一種だそうです。またその以前に頂戴した「福寿」は更に異なる書体でこれも見応えがあります。野球に例えるとカーブ、シュートなどの変化球、テニスだとトップスピンやスライスボール、ゴルフではドローボール、フェードボールといったところでしょうか。記帳の度に肩身が狭い思いをする者にとっては、いくつもの書体を使い分ける様は、神業にしか見えません。
【2011年 楽寿】
【福寿】