#391 Webサイトリニューアルのお知らせ
この度弊社Webサイトがリニューアルしましたので、お知らせいたします。多分お気づきのことだとは思いますが、従来のサイトはすべて手作りでした。手作りサイトは見栄えはよくありませんが、何といっても臨機応変に追加修正などができるところが利点です。しかしその手作りもだんだんとほころび始め、限界が見えてきましたので、この際、思い切って外部へお願いすることにしました。
サイトのリニューアルにおいては、できるだけ弊社の業務内容、及び小麦製粉一般の内容をできるだけ分り易く、お伝えすることを目的としました。今回、旧サイトと比べいくつかの新しい項目が追加されてはいますが、実を言うとこれらの内容の多くは、これまで既に新着情報でお伝えしたことを再構成してまとめたものです。以下簡単に新規追加された項目についてご説明いたします。尚、従来通り、原則的に月4回の新着情報と毎月のお知らせは、更新予定ですので、今後共よろしくお願い申し上げます。
【小麦と小麦粉のはなし】
①小麦のはなし
②小麦粉のはなし
③小麦粉のできるまで
ここでは、小麦と小麦粉全般について、説明しています。特に③については、現在の小麦製粉について、できるだけ詳細にまた分り易い説明を心がけたつもりです。
【さぬきのうどん事情】
①うどんの味について
私たちの考えるうどんの味について、まとめてみました。うどんのコシは重要ですが、コシだけのうどんは食べ続けるうちに飽きてくると思います。やはりうどんも他の食品同様、食味そのものが重要だと考えます。
②さぬきうどんの基礎知識
香川県のうどん状況について簡単にまとめてみました。
③「さぬきの夢2000」とASW
香川県の小麦は、全て「さぬきの夢」に移行しましたが、うどんの考える上で重要な「さぬきの夢2000」についても、まとめてみました。ASWと対比することで、うどんそのものに対する理解が深まると考えました。
【乾麺のできるまで】
日本で伝統的食品である乾麺の製造方法についてまとめてみました。乾麺といっても、うどんと同じ小麦粉製品なので、その原理原則は変わりません。製麺工程を理解していただくことで、手打ちうどんづくりへのご参考になればと思います。
【製粉の歴史】
人類2万年に亘る製粉の歴史を簡単にまとめてみました。といってもそんなに簡単にまとめられるものではありませんので、あくまでも各時代における歴史の断片をいくつかご紹介いたします。実は、18世紀フランスで始まったといわれる、現代の製粉方式の原型である、「段階式製粉方法」、そしてスルツベルゲルやウエグマンによって完成されたロール式製粉機の辺りは、製粉の歴史を語る上で外せないところではありますが、また折を見て追加したいと思います。
【思い入れの製品】
我田引水ではありますが、ここでは弊社が特にこだわった製品2銘柄について説明させていただきました。
①ブラウワー
従来は家畜の飼料として利用されていた「小麦ふすま」ですが、現在は良質の食物繊維が豊富に含まれているということで、その商品価値が見直されています。ただ従来は小麦ふすまが、小麦粉に混入していまうと、食味が落ちたり、作業適性が劣化したりということで、食品への普及は進んでいません。弊社では、それを製パン用小麦粉に応用してみました。
②「さぬきの夢」
ご存知、香川県農業試験場がさぬきうどんのために開発したうどん用小麦です。現在うどんといえばASWが主流ですが、「さぬきの夢」を使用すると、小麦の旨みが加わった上品なさぬきうどんに仕上がります。現在、香川県、小麦生産者、JA香川県、製粉会社、うどん店が一体となり「オール香川」の体制で、「さぬきの夢」うどんの普及に取り組んでいますので、どうかよろしくお願いいたします。