#426 都内の電車事情
イラスト担当者の第2弾。本人曰く「ネタに困り、締め切りに遅れ、文字数も少なく、更には面白くない文章に仕上がってしまい申し訳ない」と、早くも泣きが入ってしまいました。それにしても2回目にして早くもネタ切れとは、真摯に取り組んでいるとは到底思えません。しかし一応なんとか到着しましたので、アップいたします。
都内の電車は、確かに混んではいますが、その昔「国電」と呼ばれていた時代の乗車率200%、300%と比較するとかなり改善されていると思います。また学生時代はひどいときは、岡山から東京まで、ずっと立ちっぱなしだったこともありましたが、今では想像できないことです。
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【都内の電車事情】
移動手段はもっぱら電車の私です。人混みが好きな人なんている訳ないですが、自分が利用している路線は、都内でも特に混雑している路線で、時々ふとなんでこんな電車にのっているんだろう、と思うことがあります。
車内を見回すと、八割方の人はスマホをいじっています。混雑しているときは、隣の人のスマホ画面が私の眼前に現れることがあるんですが、それでも止めない人ってどうなんでしょう。見られてもいいのかな?こっちも別に見たいわけじゃないけど、何気なく視界に入った時に、もし気づかれたら絶対に睨まれるだろうな…なんて色々考えると穏やかに過ごせません。
私は、電車内ではスマホはせずに、もっぱら本を読みます。電車内読書の利点の一つは、優先席付近でも問題ないということです。スマホなら、時々注意する人がいますからね(「使用禁止」の貼り紙を見ることもあります)。一方で欠点はというと、感情移入しすぎて思わず涙したり、笑い転げたりして堪え切れなかった時、非常に気まずいことでしょうか。こういう事態は私によく起こるので、少しでもまずいなあ、と思ったら一旦本を閉じます。そして気分を落ち着け、覚悟して再び開けるのです。あとは寝ている人や化粧している人、パソコンをしている人…などなど様々です。ただ全体としてみると、日本人ってかなり礼儀正しいように思えますね。
しかしこうした電車の話は、都会に限ったことで、香川に帰省するとほとんど乗る機会がありません。以前「最寄り駅までの時間は?」と聞かれ、「実家だと車で15分…」と答えて、かなり驚かれました(もはや「最寄り」ではということでしょう)。またある時、地元での同窓会の帰り道、駅で友人と電車を待っていた時のこと。遠くに電車が見えて喜んだのもつかの間、なんと自分たちの待っている位置まで来ないです!慌てて20メートルほどホームを走ることになりました。
都内では10両編成の電車でもぎゅうぎゅうなのに、香川ではたった3両でもゆったり。こういう場面でも、都会と地方との格差をかなり意識させられます。と言っても私にはやはり後者がぴったりのようで、帰省の際、岡山からマリンライナーに乗り瀬戸内海を見ると、「帰ってきて良かったなあ、変わってないなあ。」と不思議な安心感に包まれます(実は、明日は正月以来の帰省で、今からとても楽しみです。それにいつも駅で美味しいものを買って、車中で食べるのですが、それを思うと今から頬がゆるんでしまいます)。