#434 鎌倉・江の島の旅
まだ梅雨明け宣言はなく、毎日うっとうしい日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。イラスト担当者による新着情報をお届けします。
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梅雨に入り、雨で気分がどんよりしてしまいがちですが、そんな中何か楽しいことはないかと探していると、見頃を迎えた紫陽花がテレビに映っていました。その美しさに見とれ、珍しく生で見たいと思ったのです。調べてみると鎌倉にはいくつかお寺があり、どこもこの時期紫陽花が名物になっているようでした。そこで友人と鎌倉・江の島ドライブの旅を決行!
当日は生憎の空模様。朝10時半に新宿区を出発し、予定ではお昼に鎌倉に着くはずでした。しかしカーナビの指示通りにはなかなか走れず都内を出るにも一苦労…(ちなみに私は以前にも都内ドライブ経験あり)。海を見るのにテンションを上げるため、サザンやビーチボーイズなど完璧なチョイスのCDを持参しましたが、しびれを切らし既に都内で流すはめに…。
そんなこんなで13時に鎌倉へ着いた私たちはお腹ぺこぺこ。お腹が空くと機嫌が悪くなるいつもの癖が。目にとまったお店に即決定し早速中へ入ると、そこは精進料理屋さんでした。素材本来の味を活かしたものばかりでどれも美味しく、心もお腹も落ち着きました。
さてすっかり体力も回復したところで、いよいよ紫陽花を観に「長谷寺」へ向かいました。入園料300円を払いいざ境内へ。すると目の前には険しい崖に何十種類もの紫陽花が這うように咲いています。「紫陽花ってこんな急斜面でも耐えられるんだ…」、と少々意外でした。しかしそれを観るためには私たちも崖に沿った階段を登らなければならず、これがまたきつかったです。初めは「綺麗~」なんて言いながら写真を撮っていましたが、見物人は数珠つなぎ状態で、そんなに時間もかけていられません。途中からは、始めの感激はどこにいったやら、早く出口に着かないものかと、愚痴るわ、息切れするわ、適当にシャッターを押すわで、後から確認すると綺麗だった紫陽花はほとんどがブレブレでした。
その足で鎌倉大仏へ。生で見るのは初めてだったのでどんなものかと楽しみにしていたのですが、期待を裏切ることも超えることもなく、丁度良い感じでした。修学旅行中らしき小学生たちが大仏の前で集合写真を撮っていたのですが、カメラマンに何度も何度も撮り直しをさせられていたのがなんだか気の毒でした(暫く見ていたましたが、10回は軽く超えていたようでした)。
鎌倉をすっかり満喫してふと時計を見るともう夕方。江の島は帰り道に車で通るだけにしました。波は結構高く、海にはたくさんのサーファーがいました。そして思い出したかのように「あ!サザンかけなきゃ!」、でしたが、もう3周はしていたので何の新鮮味も有難味もなかったです…。
帰りはなんとかカーナビに逆らうことなく進むことが出来、20時に無事帰還。ちゃんと目的は達成できたし、充実した旅でした。来年もまた梅雨時期、紫陽花を観にいきたいですが、そのときは、何が何でもサザンをBGMに、海を見ながらドライブしようと思っています。