#489 モンスターバッシュ2015
イラスト担当者による新着情報をお届けします。今回のテーマは、今や香川の夏の風物詩となった、中四国最大規模の野外音楽イベント、モンスターバッシュ。二日間で坂出市の人口(52,991人)に匹敵する人々が集まるので、県内のホテルはどこも満室になります。またうどん県に相応しく、モンバスにあわせて、うどんツアーを兼ねる方も多いようです。最近では、人気のうどん屋さんの中には、お盆期間中はあまりに周囲に迷惑がかかるという理由で、泣く泣く閉めるところもあります。よってモンバスは、そんな人気店に立ち寄れるというメリットもあるようです。
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みなさんは香川県に、今では有名になった野外音楽フェスティバルがあるのをご存じですか。その名もモンスターバッシュ(通称モンバス)は2000年に始まり、毎年夏の2日間、国営まんのう公園で開催されます。年を追うごとに規模も知名度も大きくなっています。テレビでお馴染みのアーティストが多数出演し、県外からの観客も目立ちます。私も以前からその存在は知っていたものの、中々チャンスがなく、この度ようやく念願叶い、初参加の運びとなりました。今回はその魅力を伝えたく、テーマに選びました。
開演は朝11時という極めて健全なフェスティバルですが、それに向けての各自の態勢は様々です。前のり班と言われる人たちは、ライブを特等席で観るためパラソルやブルーシートを抱えて早朝から列を作ります。一方、私は混雑を避け11時開演にゆっくり間に合えばよいと考え、9時高松駅着で送迎バスを待つつもりでした。しかし世の中それほど甘いものではなく、既に混雑は始まり、バスに乗るのに1時間並びました。それもそのはず、モンバスは2日間で延べ5万人を動員するのです。正直、まんのう公園に到着したときは既に一仕事を終えた気分でした。
11時半頃にようやく会場に到着すると、既に人、人、人で溢れかえっていてテンションも最高潮。どこからこんなに人が湧いてきたんだろう、と思わずにはいられません。普段はのどかな田舎の公園なだけにその賑やかさも際立っていました。
うどん県故、当然といえば当然ですが、屋台では讃岐うどんの炊き出しがあり、アーティストもお客さんも、讃岐うどんに舌鼓を打っている光景は見ていてとても嬉しかったです。ライブ目的に来られた県外の方々が、ライブ以外の食や文化、また土地について興味を持ってくれるのは本当に素晴らしいことだなあ、と改めて感じました。実際これをきっかけに「また来年も香川に来たい!」と言ってくれたり、「今度はライブだけではなく他の名所にも足を運んでみたい」と思ってもらえたり、本当に有り難いことです。
肝心の私のモンバス初体験はといえば、前列で参戦するも、他の人たちのテンションに圧倒されてしまい、半ば休みながら最後には再び前列に戻り、力の限り頭と腕を振ってきました。また想定外の出来事として、火傷レベルの日焼けをしてしまいました。自分で言うのも何ですが、色の割りと白い私は、友人から借りた日焼け止めを適当に腕に塗った状態で一日を過ごしてしまい、夕方になると周りから本気で心配されるほど首回りと腕の上部が真っ赤に焼けてしまいました。その後三日ほどずっと炎症状態が続き、ヒリヒリと因幡の白うさぎ状態で辛かったです。あの炎天下の猛暑の中、お客さんたちが長袖やパーカーを着ていた姿に「あり得んわ」と言ってしまった自分が「ありえんわ」状態でした。次回からは重々気を付けることにします。