#565 新製品のご案内・・・飲むブラン(使いきりスティックタイプの小麦ふすま)
手前味噌ですが、新製品のご案内です。昨年(2016年11月)、香川県産小麦「さぬきの夢」を使用した小麦ふすま「夢ブラン」を発売しました。発売後約半年が経過し、「お湯で溶いて飲んでいる」、「毎朝、ヨーグルトに入れて食べてます」、また「従来の小麦ふすま特有の雑味がないので飲みやすい」といったお便りをいただき感謝に耐えません。この場を借りて厚くお礼申し上げます。
そしてこの度、小麦ふすま製品の第2弾として「飲むブラン」を発売しました。ご利用方法は、「夢ブラン」と同様ですが、異なる点が2つあるのでご説明いたします:
① 10gずつの使い切りスティックタイプにしたので、計量の手間が省けます。開封後カップに入れ、お湯を注いで混ぜ、そのままお飲みください。個包装ですので、携帯にも便利です。はちみつやお砂糖を加えると一層おいしく召し上がれます。
② 「飲むブラン」は豪州産小麦を使用しました。香川県産と豪州産とでは、好みにより評価が分かれるかもしれません。ただ豪州産の方が、色調が明るく、甘みも少し強いようです。是非、一度ご使用になり違いをご実感ください。
小麦ふすまは「小麦の皮の部分」で、従来は専ら牛・豚・鶏といった家畜のエサに利用されていました。その理由は、小麦の皮の部分は人間の胃では消化されないため「食品のカス」と考えられていたからです。また皮の断片が小麦粉に混じると、うどんがくすんだり喉越しが悪くなったり、また食味も麦臭くなったりするため、敬遠されていました。
しかし食物のカスだと思われてきた食物繊維ですが、近年、実は私たちの腸内細菌にとって有用な存在であることがわかってきました。私たちの腸内には、1000種類以上の腸内細菌が住んでいます。その数100兆個以上、重さは1.5kgにもなり、それはお花畑にたとえて腸内フローラと呼ばれ、いつも健康に関わる様々な物質をつくっています。その腸内細菌の食事となるのが食物繊維です。その結果、現在では食物繊維は、糖質、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンの「5大栄養素」に次ぐ「第6の栄養素」と呼ばれるまでになりました。
このように小麦ふすまに代表される食物繊維は、私たちの健康にとって不可欠ですが、食味優先の結果、摂取量は減少の一途を辿っています。食品の加工技術が進んだ結果、あらゆる食材は口当たりのソフトな食品に加工されますが、その加工過程で食物繊維は削ぎ落とされてしまいます。厚生労働省は1日20g以上の食物繊維の摂取を推奨していますが、実際は15g程度とかなり不足しているのが実情です。
小麦は人類の歴史の始まりと共に私たちの主食となり、現在も全世界で年間7億t以上と一番多く生産されている穀物です。つまり小麦は全人類的にもまた歴史的にも最も利用されてきた穀物であり、小麦ふすまは、私たちに最も身近なそして最上質の食物繊維です。「飲むブラン」1本(10g)には、その小麦の食物繊維が4.8g含まれているので、1日の不足分を補うことができます。以下、主な召し上がり方です。
【1】そのままカップにお湯で溶いてお飲みください。砂糖やはちみつを添えると一層おいしくいただけます。
【2】パン・ビザ・クッキー使用する小麦粉の10%程度を目安に置きかえご使用ください。風味が引き立ち、十分な食物繊維を摂取することができます。
【3】手打ちうどんに2~5%程度混ぜていただくと風味が向上します。
【4】カレー、炒飯、お好み焼き、餃子など色々が料理にご利用ください。雑味をカットし、粉末状になっているので、抵抗なくご使用いただけます。