#574 ブラウワーくんの唄・途中経過
イラスト担当者による新着情報をお届けします。弊社では2010年9月に粗挽きふすまを入れたパン用強力粉・ブラウワーを発売しました。ブラウワー(brour)という名前は小麦ふすま(bran)と小麦粉(flour)を併せた造語です。そのとき「ブラウワーくん」というキャラクターも登場しましたが、今回はついでといっては何ですが、「ブラウワーくんの唄」もつくりましょうという話になりました。今回は演奏のみですが、次回は歌詞をのせた曲をお届けする予定です。
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この度、商品PRの一環として「ブラウワーくんの歌」を作りました。数年ほど前から話は出ていたものの、私自身に関係ないことなのでダラダラと引き延ばしてしまい、今になりようやく音源が完成しました。今回、音源作成に使用したソフトは、パソコンに入っていたガレージバンドという無料アプリです。無料なので何でもかんでもという訳にはいきませんが、それでもかなりのことはできるので、とっても優れたアプリだと感じました。つくづく便利な時代になったと思わずにはいられません。
学生時代は、音楽を聴くこと、そして楽器を弾くことを専門にしてきたはずですが、きちんと曲を作ったのは、今回が3度目になります。1度目は小学生の頃、それは夏休みの音楽の宿題でした。当時通っていたピアノの先生と一緒に、短いながらも一曲作りました。幸いそれが評価されて賞をいただいた記憶がありますが、曲の大半は先生が考えてくれたので、決して大きな顔はできません(反省!)。
2度目は高校生の頃です。中学時代仲が良かった友人が演劇部に入り、そこで演技しながら歌う、いわばミュージカルのような曲を作って欲しいと頼まれました。セリフが先に決まっていたため、私はそれに合わせてメロディーと伴奏をつけました。慣れないながらも、家でピアノと向き合いながら「ああでもないこうでもない」と試行錯誤しながら、なんとか曲が完成しました。随分経ちますが、その曲は今でもはっきりとメロディーが頭に残っています。しかし今思い出せば、曲の構成や調の展開など、かなり自由奔放に、というか勝手気ままに作っていたなあ、と反省しています。
そして今回の「ブラウワーくんの歌」が記念すべき3作目となりました。情けない話ですが、和声の勉強をほとんどしてこなかったので、曲作りはアバウト、ほとんど雰囲気まかせです。Aメロ・Bメロ・サビそして間奏からのラスサビ、と一応Jポップによく見られる構成で作ってみました。通常、歌詞のメッセージ性に合わせて曲調やテンポも決まってくると思うのですが、今回のテーマは何たって「ブラウワーくん」なので、多くの人の耳に馴染みやすい、アップテンポで軽快な雰囲気にしてみました。
ただ実際に曲を作っていると、ドラムやギター、それにベースなど今まで自分が触れてこなかった楽器の音付け作業の難しさを痛感します。今回はメロディーを極力邪魔しないようにギターやベースをつけたのですが、今後は個々の楽器の特徴をより知って有効的に使いたいという新たな課題が見つかりました。
今回アップしたデモ音源には次回までには「歌」が入る予定ですが、完成後に初めて重大な欠陥に気付きました。なんとサビのメロディーですが、人間の声で出すことはほぼ不可能じゃないかと、気づきました。歌入れ後はおそらく、全体的に音が下がった音源になるかも知れません。歌詞がのっかるとまた違ったイメージになると思います。完成までもう少しお待ちいただければと思います。