#626 二本のライブ観戦

f626梅雨も明け、毎日うだるような暑さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。さて突然ですが、昨日(7月13日)にBtoCサイト(farina.co.jp)をリニューアルしました。従来のサイトは、セキュリティを含む諸々の面で、少しずつひずみが生じてきましたので、今回一気に引っ越すことにしました。これまでご利用頂いた方には、新システムになれるまでご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
さてイラスト担当者による新着情報をお届けいたします。
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暑くなったと思えばもう7月、関東はとっくに梅雨明けし、気づけば2018年も折り返しを迎えました。来年の5月からは元号も変わるとなれば、平成生まれの私としては平成最後の1年、今まで以上に悔いのないよう色んな経験をすべく気合を入れています。ギターもまだまだ楽しくやっていますが、さらなる音楽充(実)を求め、最近立て続けにライブに足を運びました。

一つは男性四人組バンド。今年がデビュー5周年の記念ツアーで、初日は武道館でした。風がするりと抜けるような爽やかで楽しそうな曲もあれば、思わず頭を振りたくなるようなこれぞロック、といった曲もあり、色彩豊かでいろんな表情を魅せてくれるバンドです。お客さんの多くは私よりも若い人でした。ボーカルの方が「バイト代を費やしてこうして会場に足を運んで聴いてくれるのは本当に嬉しい」と言っていたのがとても印象的でした。

今は音楽も手軽にダウンロードして聴ける時代なのに、こうして何千円というチケット代を払ってわざわざ会場に足を運ぶ人たちが大勢いることを、改めて実感しました。武道館を埋めた1万人がみんな、自分と同じくこのバンドが好きで、ここに集まっているんだと思うと、音楽を通した人の繋がりというものを感じずにはいられません。

f626_2もう一つは男性ソロアーティスト。もともとバンドを組んでいましたが、ここ数年ソロ活動に重点をおいています。ソロ活動では二つの名前も持ち、一つは主にアニメ・ゲーム・MC等ポップなコンテンツを扱う時に使用する名前。もう一つはアコースティックギターを携えてシンガーソングライターとして活動する時の名前、と使い分けています。昨年、音楽好きな友人から一つの動画をオススメされて以来、私はどっぷりこの人の魅力にはまり込んでしまいました。

彼のギターテクニックは弾き語りというレベルを遥かに超越し、こんなに多彩なリズムや音が奏でられるのかと圧倒されます。しかも歌っていたら勝手に手が動いてしまうというから、もう開いた口が塞がりません。さらに「喉からCD音源」という言葉そのもの、ライブでも(しかも難易度が高すぎるギター伴奏を弾きながらも)完璧に歌い上げるのです。こちらはキャパ1300人ほどの会場でオールスタンディング。思った以上にアーティストが近くに感じられ、会場全体の熱気や一体感を存分に味わえるライブでした。

ちなみにどちらもチケット入手が困難なライブでした。前者は運良く2度目の先行抽選で当てることができてラッキー。しかし後者は抽選なしの先着順ということで、体力勝負のデスマッチは必至です。販売前日に予めチケットサイトを開き、当日パソコンを開けばすぐにクリックできるよう準備万端で待機。いよいよ販売開始となりすぐにパソコンを開くと、確かにアクセスはできたものの、手続きを進めるうちに、なんと会員登録をしなければ購入不可という事実が判明(真っ青!)。

半泣きになりながら会員登録を済ませたものの、ホーム画面に押し戻され、購入ボタンに辿り着いたのは既に開始5分後で、サイトは大混雑。「しばらく経ってから再度アクセスしてください」のメッセージに何度も何度も弾き返され、半泣きになりながらページを行ったり来たり繰り返すこと数十回。ついに努力が報われ、私はライブに行く権利を手に入れました。

今回、アーティスト名を紹介するのは少し恥ずかしいというか、多くの人に知ってもらいたいけど有名になりすぎるのもどこか寂しいので、名前を伏せましたが、もしかしたら「あっ、あの人のことかな…?」と心当たりがあった方もいるかもしれません。