#706 コロナ・ショック
さて桜も開花しようという時候になっても、コロナショックのせいで気分はなかなか晴れません。うどん県も、ひっそりと毎日が過ぎていきます。うどん店にも少なからず影響があり、特におみやげうどんは、観光客が減少の伴い、いまはじっと我慢のときでしょうか。さてイラスト担当による新着情報をお届けします。
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だんだん日差しもポカポカ暖かくなってきましたね。暖冬の影響か、今年の桜の開花予想は例年よりグッと早く、東京は今日にでも開花宣言です。桜といえば、私は「さくら味」の食品に目がありません。小さい頃は、「桜餅」くらいしかありませんでしたが、今では季節になると、さくらラテを始めとする沢山のさくらドリンクや、さくら味チョコレートなどのお菓子が一斉に発売されます。ただこれらは好みが分かれるようで、私の周りでは、半々くらいかも知れません。蛇足ながら「さくら味」というのは、桜の葉を塩漬けにしたときに生成される「クマリン」という成分のことで、これが桜餅の風味だそうです。
さて世間では連日コロナウイルスの話題が絶えません。新聞は購読していないので、ニュースはもっぱらネット経由です。新聞は、新聞社によって傾向はあるものの、一応内部チェックが入るので、間違ったニュースは掲載されないことになっています。一方、ネットでは、色んな情報が飛び交っているので、取捨選択が必要です。田舎からの情報によると、最近、地元スーパーでは、経営者の身内がウイルス感染したというフェイクニュースが飛び出し、売上が大きく減少したとのニュース報道があり、気の毒でなりません。
身近なところでは、「日用品が無くなる」というデマ情報により、近隣のお店から一斉になくなってしまい、未だに代用品で生活しています。あるニュース解説者の話によると、明らかにフェイクニュースとわかっていても、人によって2通りの行動パターンがあるそうです。ひとつは、デマだとわかっているので、私のように普段通りの行動をとるタイプ。そしてもう一つは、デマだとはわかってはいるけど、デマを信じて買いに走る人がいるので、つい買ってしまうタイプ。そしてこの後者が、品不足に拍車をかけているのだそうです。
それにしてもイベント中止やテレワークの導入などで、最近の電車は随分と空いています。コンサートやライブは中止になり、大相撲は前代未聞の無観客場所となり、選抜高等学校野球大会も結局中止となりました。コロナショックは、外食産業も直撃し、都内のうどん専門店も軒並み売上が減少していると聞きました。ただ不思議なもので、西武線沿線など、都心部から離れると影響はほとんどないそうです。皆さん都心の雑踏から離れると、安心するのでしょうか。
影響は、地方にも大きくでています。高松空港は、上海、ソウル、香港、台北の4路線あった国際線が当面の間、全て運休となり、人の流れは完全に30年前に戻ってしまいました。インバウンドはほぼ皆無、外国の人たちに人気のあった、手打ちうどんが体験できる「うどん学校」も閑古鳥が鳴いているとの報道もありました。うどん店も地域密着型は影響ないものの、観光客が多い人気店は、人出が鈍っているところもあるようです。
ところで個人的なことですが、3月に入り少し環境の変化があったため、ついでに心機一転、部屋の模様替えを敢行しました。ピアノを仕切りのように配置し周囲にギターやアンプを置き、わずかなスペースながら音楽室のような一角ができました。自他共に認める、ほぼほぼ潔癖症の私ですが、3年ぶりに動かしたベッドやピアノ下の惨状に思わずびっくり仰天。「何でこんなこと始めたんだろう…」と心が折れかけましたが、意を決して大掃除に向き合い、なんとかやり遂げました。ちょっと沈滞ムード漂う今日この頃ですが、皆さんも来たるべき新年度に向け、心機一転何か変化を加えてみてはいかがでしょうか。