#761 GW2021のうどん事情・・・うどん県「まん延警戒要請」
昨年のうどん県のGW(#713)を振り返ってみると、「香川県ではここ数週間は、新たな感染者は確認されていないが、緊急事態宣言が全国的に広がるのを受け、香川県知事は県内の人気うどん店に、大型連休中の休業を要請した。」とあります。つまり香川県では、それほど被害は拡大していませんでしたが、感染拡大を防ぐために、ひとまずうどん県の看板を下ろしました。
そしてあれから1年が経過し、状況はなんと、更に悪化しています。5月3日の新聞によると、1日当たりの感染者数が20人超となるのは、5日連続。そして香川県内の感染者数は1310人となりました。この結果を受け、うどん県は「まん延警戒緊急要請」を発令し、栗林公園などの県有施設を3~9日の間、閉鎖することを決定。つまり香川県の状況は、全国的にみると落ち着いている方ですが、昨年と比較すると、かなり悪化しているのです。
正直、丸一年が経過して、このようなGWを迎えることになるとは、全くの想定外でした。日本は、諸外国と比較して、感染者数は格段に少ないものの、状況は一向に改善しません。一方、被害甚大だったイギリスや米国などは、ワクチン接種が進み、状況は大きく改善しています。「NY市では7月1日から、約1年4カ月ぶりに経済活動が完全に再開」、また「ブロードウェイ・ミュージカルは、9月中旬から完全再開が決定」など明るいニュースが続きます。なぜ日本でのワクチン接種が遅れ、いつまで経っても経済が回らないのか、不思議です。
さて「まん延警戒要請」が発令されたうどん県ですが、実際はどうなっていたかというと、予想以上に県外ナンバーの車が目立ちました。そのせいか、交通量も多く、うどん屋さんの行列も、そこそこに長くなっていたように感じます。日本も一日も早くワクチン接種が進み、来年のGWこそは平常に戻り、存分にうどん店巡りをしていただきたいと願うばかりです。