#762 ウォーキングブーム到来
GW明けは、うどん県も感染者が急増し、県知事は「まん延防止等重点措置」を要請しましたが、幸か不幸か、見送りとなりました。とはいえ、うどん県独自の緊急事態宣言は、5月31日まで続きます。うどん屋さんにとっては、辛抱の日々が続きますが(よって私達納入業者も)、よろしくお願いします。さてイラスト担当者による新着情報をお届けします。
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ここ最近、暖かく過ごしやすい日も増えてきました。気持ちよくお出かけしたいところですが、相変わらずのコロナ禍で、商業施設は休業を強いられ、どこにも行けず残念です。しかしGWはさすがに連日引きこもるわけにはいかず、思い立ったのが「都内をひたすら散歩する」チャレンジでした。以前から山手線を歩いて一周したいという願望があったのですが、一周40km以上あることがわかり、朝から晩まで休みなくそれも結構なペースで歩かないと、実現できない過酷なチャレンジであることがわかり、早々と諦めました。
せっかく歩くなら楽しまなければ損です。そこで友人を誘ったところ、4人の有志が集まりました。お散歩当日は快晴。まだ一度も行ったことのない「高輪ゲートウェイ駅」をスタート地点に選びました。昨年の3月、山手線の田町駅と品川駅の間にできた新しい駅ですが、実際立ってみるとまるで空港のようです。高い天井に大きなガラス張りは、とても開放的かつスタイリッシュな空間でした。最初ここで2人が合流し、近くの定食屋さんで腹ごしらえを済ませると既に11時。お腹も満たされ準備万端整い、いよいよ散歩スタートです。
歩くこと僅か数分で、泉岳寺駅に到着。泉岳寺でお参りし、「ふむふむ、ここも徳川家康所縁の地なのか」と歴史を学んだところで、続いて西に進み、恵比寿を目指します。この区間は目ぼしい場所もなく、強いていうならアップダウンがきつかったくらいでしょうか。日差しが照りつけるなか、恵比寿が近づくとやっと見慣れた光景が広がり安堵。そこから北に進み、大都市渋谷に到着。時計を見ると14時、ここでようやく残りの2人と合流しました。
既に3時間近く歩き続けている私達に対し、合流組はなんと、たった今ケーキを済ませたばかりで、「美味しかったわ」と呑気なことを言っています。そんなこんなで渋谷から更に北に進むと、オリンピックで使用されるはずの新国立競技場が間近に迫ります(いったいオリンピックどうなるんでしょう?)。そして気づけば新宿。既に夕方になり、くたびれたところで、喫茶店でティータイム。日が暮れても更に歩みを進め、最終的には新宿の東に位置する早稲田駅がゴールとなりました。時刻なんと21時となりやっと解散。
それから1週間後の休日。2度目のお散歩チャレンジがやってきました。急なリクエストにも3名が付き合ってくれることになりました(ちなみに前回からの固定メンバーは私ともう1名のみ)。またもや天候にも恵まれ、前回のゴール地点「早稲田駅」から昼前にスタート。この日のゴールは浅草です。前回の経験が生き、ペース配分も上手くなったのか、気付けば1時間ほどで御茶ノ水駅に到着。そこから北に進み秋葉原、上野、東へ進み浅草と、休憩することなく目標を達成。浅草寺ではしっかりお参りしたものの、既に夕刻となり仲見世通りはほぼシャッター通りと化していました。
潔くここで解散すれば良いものを、みんなアドレナリン大放出で「まだまだいける!」と、カフェで休憩した後、さらに歩みを進めます。辺りはすっかり暗くなり、目の前には隅田川とその先にはライトアップされたスカイツリーが現れました。疲れた身体のせいか、ライトアップがいつになく美しく普段の何倍も綺麗に見えました。ここまでで十分に疲労困憊しているものの、私達は憑かれたようにあるき続けます。そして押上駅(東京スカイツリー駅)から南下し、最終的には錦糸町駅ゴールで締めました。街並みを歩くのは楽しく、また地理もよくわかります。電車だと迂回しているせいか、遠いと思ったところが意外に近かったりして、不思議な感覚です。両日とも歩いた距離はそれぞれ17キロほど。山手線一周はやはり大きな壁です。