#782 ウォーキング~京王線沿線編~

まん延防止等重点措置も解除され、うどん県にも少しずつ活気が戻りつつありますが、完全復活にはまだまだ時間がかかりそうです。ただうどん店も黙って手をこまねいているわけではありません。スタンプラリーを企画したり、お土産うどんを開発したりと、できることから頑張っています。さてイラスト担当者による新着情報をお届けします。
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10月に入り、日中もすっかり過ごしやすい気候となりました。緊急事態宣言もようやく解除になり、街にも少しずつ人出が戻りつつあります。早く元の日常生活に戻ってほしいと願うばかりです。そんな中、またもや都内ウォーキングを決行したので、備忘録を兼ねてご紹介いたします。

なぜか再度ウォーキングがしたいと思い立ち、同じ路線に住み、また一番近所に住んでいるであろうKくんを誘ったところ、前日にも関わらず二つ返事でOK。聞くところによると彼は、最近職場の誘いでトレッキングを始めたそうで、ウォーキングはもってこいのトレーニングかと。ルート選定にあたっては、直前に変更されることも多々あるので、特に決めることもせず、とりあえずお昼前に新宿駅に集合することになりました。

合流しグーグルマップを見ると、普段あまり利用しない「京王線」が目に入ったので、今回は京王線沿線をルートに決定。と言ってもいざ歩き始めると、国道4号線をただひたすら歩くだけで、上には車がビュンビュン走る首都高が通り、とても交通量の多い騒々しいルートとなりました。特に惹かれるようなお店は沿線にはなく、暫くは高層ビル群を横目に黙々と歩きました。

何もせずとも、歩いていると当然お腹は減るわけで、途中、初台にある「東京オペラシティ」内でランチ休憩。オペラシティは、オフィス、コンサートホール、美術館、レストラン、ショップなどからなる複合施設で、初台のランドマークともいえる存在です。音楽大学時代の知り合いがここでコンサートをしたことがあります。

無事、腹ごしらえも終えたところで、ウォーキング再開。笹塚まで来るとようやく生活感が感じられる雰囲気になりました。商店街に入ると、目に止まったギャラリーで額縁を購入。色とりどりの木製フレームがあり、目移りがして選ぶのに時間がかかりましたが、その間、Kくんはひたすら店員さんと話しています。

会計を済ませお店を出る頃にも、まだKくんと店員さんとの熱い会話は続いていたので、後でその理由を尋ねました。すると真面目なKくん曰く、「あの店員さんがあまりにもバンクシーを熱く語るものだから、こちらもそれなりに対応しないと失礼かな〜と思って。」と言い、続けて店員さんの口調をそっくり真似て、私にもバンクシーの魅力を熱く語ってくれました。なんでも「世間ではディズニーランドが大流行なのに、絵画の世界にはテーマパークがないので、採算度外視でディズマランドをオープンした」云々。

その後、大通りからは逸れ、明大前から北上し「京王井の頭線」吉祥寺駅をゴールに目指すことにしました。するとそれまでとは一転、散歩にはもってこいの街並みとなりました。井の頭通りを歩いていると、自動車ディーラーが沢山あることに気づきます。国産輸入車を問わず、とにかく沢山のカーディーラーがあるのです。1軒見つけるごとに二人でググりながら、「ここはフランスのメーカーなのか〜」など言っているうちに車に対する知識が増えました。

「なぜこのエリアにディーラーが多いのか?」との疑問について検索してみると、この地域は、田園調布を始めとする成城、永福、浜田山、三鷹台といった高級住宅街が商圏に入るため、狭い地域に外車ディーラーがひしめき合っているとの記述があり納得しました。なるほど、何事にもそれなりの理由があるのだと実感しました。辺りが薄暗くなった日没の17時半、無事、吉祥寺に到着。さすが西部の人気エリア吉祥寺、先ほどまでとは、活気がまるで違います。この日はトータル15キロのウォーキング。これからは段々と冬に向かい、日暮れも早くなります。短い秋のうちに、後もう少し、ウォーキングを続けたい気持ちです。