#859 そうめんサミット2023 in 小豆島・・・2023年6月3/4日

「そうめんサミット」は、2016年(H28)に手延そうめん「揖保乃糸」で有名な兵庫県たつの市で第1回目が開催されました。そうめんサミットは、日本伝統の保存食である「乾めんの魅力」をもう一度見直そうという気持ちを込めて、企画されました。もう少し硬く言うなら、当時のサミット宣言に記された次のような表現となります:

1.「乾めんを活かしたまちづくり」を官民一体で推進し、地域の活性化を図る。
2.全国の乾めん産地が培ってきた伝統と技術を重んじつつ、新たな商品づくりに取り組むとともに、地域資源として「乾めん」を次世代に継承発展させることにより産業の振興を図る。
3.「乾めん」の魅力を全国、世界へと情報発信を行い、さらなる販路の開拓、消費拡大を促進する。
4.全国乾めん産地協議会会員相互の交流と親睦を図る。

第1回そうめんサミットには、なぜか弊社も参加し、うどん県の小麦「さぬきの夢」を使用した乾麺を調理し、ご来場いただいた皆さんに2日間、「さぬきの夢・ぶっかけうどん」を振る舞いました。両日とも快晴でしたので、スタッフ一同、顔が真っ赤になりながら、炎天下の下、接客しました。事務のOさんはひたすら大根を擦り続け、営業O君、事務Tさんが盛り付けを担当し、K君は釜に張り付き、ひたすらうどんをゆで続けました。弊社には飲食事業部がないので、全てが初めての経験でしたが、なんとか無事終了することができ、今となっては良い思い出です。興味がある方は、当時のレポート(新着情報#524)をご覧ください。

たつの市に続く第2回そうめんサミットは、2018年に手延そうめん発祥の地である奈良県桜井市で開催され、そこで今回の開催地である小豆島へとバトンが引き渡されました。本来であれば「第3回そうめんサミットin小豆島」は、もっと早く開催されていた筈でしたが、コロナ禍のために身動きできず、この度ようやく開催の運びとなりました。今回のサミットは、6月3/4日の2日間にわたり開催されますので、皆さんも是非ご来場ください。以下簡単に概要をご説明いたします。

今回の小豆島そうめんサミットのテーマは、「そうめんは、宇宙だ!」です(岡本太郎の「芸術は爆発だ!」を思い出しました)。この一見不可解な標語の意味するところ、つまりその心は、「そうめんはありふれた食品ではあるけれど、宇宙同様まだまだ知らないことが沢山あり、果てがない」ということです。以下、サミットのリーフレットから概要です:

「そうめんなんてどこも同じさ」。
日本全国の<そうめん人>たちは、こんな言葉を幾度となく耳にし、哀しい思いを抱いてきました。
だけど、そうめんの世界は広くて深い!
産地ごとの歴史やつくり方、味わいの違い、まだまだ見知らぬ美味しい食べ方・・・。
そうめんの世界は、まるで宇宙のように果てがないのです。
そうめんを真剣に、徹底的に食べ比べる「全国そうめん鑑評会」を通して、
全国各地のそうめん関係者が一堂に集結しアツい議論を交わす<そうめんサミット>
皆さんもご一緒に、そうめんを食べ比べ、そうめんの宇宙を体感してください。

初日の6月3日は、「そうめんを学ぶ日」。関係者限定の「全国そうめん鑑評会」に加え、希望者どなたでも、そうめんを食べまくれる「誰でもそうめん鑑評会」。全国各地のそうめん関係者がそうめんの未来をアツく語る「第3回全国そうめんサミット2023 in 小豆島」。播州、三輪、小豆島の日本三大そうめんの食べ比べ企画。翌6月4日は、「そうめんと遊ぶ日」。落語家・桂こけ枝さんが、そうめんにちなんだ落語を披露。また詳細は未公表のFMラジオ特別企画。「流すか?転がすか?!」正体不明の「流し?そうめん」企画。キッズダンス、大道芸、などの娯楽満載。

小豆島には、「手延そうめん」以外にも魅力的な観光資源がまだまだ沢山あります。潮の満ち引きで道が現れたり消えたりするロマンチックな「エンジェルロード」。「中山千枚田」は、約800枚の棚田が広がる絶景ポイントであり、日本の棚田百選にも選ばれました。道の駅「小豆島オリーブ公園」は、オリーブをまるごと五感で楽しめる複合施設です。魔法のほうきを無料レンタルして「空飛ぶ写真」を撮ってみてはいかがでしょう。