#862 シンガポール旅行

そうめんサミットは梅雨時の開催にもかかわらず、会期中の2日間は奇跡的に晴れ、成功裏のうちに終了いたしました。これもひとえに皆様のおかげです。この場をお借りし、謹んでお礼申し上げます。最近は、食品の多様化の影響により存在感がやや薄れつつあるそうめんですが、これを機に反転攻勢をかけたいところです。さてイラスト担当者の新着情報をお届けします。
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先日、シンガポール在住の友人の結婚パーティー参加のために3泊4日でシンガポールへ。事前に大学時代の同級生Kちゃんに話したところ「私も行きたい!」と何ともフッ軽なリアクションをしてくれたので、今回は K ちゃんと2人海外旅行となりました。

東京からシンガポールへは直行便で7時間(時差1時間)。実は今回、海外旅行が10年以上ぶりだった私にとって、空港のシステムの進化にびっくりの連続でした。従来の入国審査では、係官対面で色々やりとりがありましたが、今はそんなものは無くパスポートを自らスキャンして機械に読み取らせ、画面を見て顔認証をパスします。パスポートに押印してもらう手続きも無くなり、どうしても押印してほしい人は有人ゲートに行かなくてはなりません。頻繁に海外旅行をしている人にとっては、「今更なにを・・・」と思うのでしょうが、私にとっては大きな変化でした。

シンガポールに到着したのは朝7時。現地の気温は、朝夕は25℃、日中は30℃超。湿度が高く半袖でちょうど良い感じ。先ずはホテルで早めのチェックインを終え、仮眠をとるはずが、気づくと既に昼過ぎ。急いで身支度を整え、観光へ出発。先ずは、ホテルから歩いて30分のところにある定番のシンガポールのシンボル・マーライオン。多くの人が「残念スポット」と呼んでいたので事前の期待値は低かったのですが、私にとっては実際に見てみると結構大きく「おぉっ!」となりました。そこから更に移動してマリーナ・ ベイ・サンズに。ホテルに商業施設を併設したランドマーク的建物です(地震国日本では、絶対にNGにしか見えない)。ホテルのエントランスには大富豪らしき着飾った人たちがわんさかいて、バブリーな雰囲気を醸しだしていました。地下にはカジノがあり、結婚パーティーに来ていた友人の一人はボロ負けしてほろ苦い思い出となったようです。

気付けばあっという間に夜。初日の観光最後は「ガーデン ズ・バイ・ザ・ベイ」という世界中の植物が大集合している植物園。ドーム型の施設「クラウドフォレスト」では屋内にも関わらず落差35メートルの滝が流れ落ち、ミストや光の演出が至るところに散りばめられています。植物園の周りではランニングや犬の散歩をさせている人も多く見かけました。深夜まで歩き回り疲労困憊でホテルへ戻ってみると、初日の移動距離は何と28,000 歩(16.6km)。

2日目はメインイベントの結婚パーティー。直接関係ないKちゃんでしたが、夕方にはなぜかパーティー参加者たちと合流し、すっかり馴染んでいました。久しぶりの友人も多く、会場はもはや同窓会。英語と讃岐弁が入り混じる異様な光景でした。

最終日はチャンギ空港にあるJEWEL という商業施設で、出発前の半日を過ごしました。4 年前にオープンしたJEWELは建設コストがなんと1,700 億円。飲食店やお土産店、ホテルも入っている巨大複合施設ですが、中でも巨大な滝は印象的で、その横をスカイトレインが通る光景は、まさに近未来。シンガポールでは「自然」や「水」が演出要素として至る所に使われています。シンガポールはとても綺麗でクリーンで国ですが、その秩序は細かい規制と法律によって支えられています。”Singapore is a fine country.”というTシャツをよくみかけますが、性悪説に則り、違反者には罰金(fine)を課すことで、きれいな(fine)国が維持されているみたいです。