#882 片耳のAir Pods Pro

定期的に訪問するうどん店3店舗のかけうどん平均価格は260円。①製麺所のかけうどんは200円。看板がかかってないので、一見さんにはわかりにくいお店です。②繁盛しているセルフ店のかけうどんは260円。③フルサービス店は、11月に再度の値上げを実施し、かけうどんが290円⇒320円になりました。円安、コストインフレが進む中、皆さんよく頑張っていると思います。さてイラスト担当者による新着情報をお届けします。
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みなさん音楽をよく聴きますか?私は移動中の大半、音楽を聴いています。家電やオーディオ機器にはこだわりはありませんが、2021年の元日、たまたま大型家電量販店に入った際、一緒にいた友人があまりにも強く勧めてくるのでAir Pods Pro(以下APP)を購入しました。APPはよく「うどん」みたいと言われますが、確かに白っぽくつるんとしているのでそう見えなくもありません。個人的にはノイズキャンセリング機能が特に魅力的で、一旦これに慣れてしまうと、オフ状態では電車や駅構内の騒音が気になって仕方ありません。

このすっかりお気に入りになったAPPですが2ヶ月ほど前、遂に片方を紛失してしまいました。実は、APPのアクセサリーとしてキーホルダー型ケースを購入したのが事の発端でした。当日、私はショルダーバッグにそのケースを引っ掛けて家を出ました。駅に向かう途中、「なんかカチャカチャと鞄に当たる音がするなあ」と思って気にはなっていたのですが、駅ホームに着き音楽を聴こうとAPPを開くと両耳とも無いではありませんか!一瞬頭の中が真っ白になり、パニックになりました。ワイヤレスでしかもサイズが小さいので「捜すのはほぼ無理だろう」と観念しました。

しかしダメ元で、何か対策がないかと調べたところ、iPhoneアプリの「探す機能」を使うとこれまでに接続したApple 関連機器の現在地が表示されるという記事を発見。自分のホーム画面を見てみると確かに「探す機能」があり、そこを開くとAPPの位置が表示されているではありませんか。すぐに自宅方面へ引き返し、アプリの表示場所付近を探すと、道路の側溝にポツンと落ちている片耳を見つけました。ところがもう片方が、どんなに探しても見つかりません。次の予定もあったので一旦諦め、夜に帰ってきた時に再度探すことにしました。気もそぞろでなかなか仕事にも集中できず、ソワソワしながら夜になり、真っ暗闇の中、スマホの灯りを頼りに再捜索をしましたがやはり見つかりません。行方不明の片耳の電池も切れてしまったようで「探す」画面には「8時間ほど前に最後に見つかった場所」として表示されています。今となってはどうすることもできず、悲しいですが諦めることにしました。

片耳が無いとノイズキャンセリング機能は使えず、その後の移動は何かと不便でした。「早く片耳を購入しなければ・・・」とネットで探すも、片方だけとなると家電量販店にはなくAppleのみでの取り扱いになります。そこで次の休日に新宿のApple ストアへ勇んでいったものの、「片耳」だけなら事前購入予約が必要で、またもや空振りに終わりました。更には購入予約と来店予約は同一月内という奇妙な縛りがあり、出張予定が入っているため月内の再来店が難しく、結局その日の手続きを諦めました。

「片耳」商品は、通常商品ではないので、事情はわかりますが、それでもこれほど購入が面倒であるとは思いもよりませんでした。すっかり意気消沈しましたが、せっかく新宿まで来たのだからと気を取り直し、近くの家電量販店で店員さんお勧めの廉価なワイヤレスイヤホンを購入しました。このイヤホン、APPに比べて電池の持ちが2倍ほど長い反面、ノイズキャンセリング機能がありません。よって雑踏の中では外の音を拾いまくり、音量はほぼマックスにしないと音楽がかき消されてしまいます。しかし慣れてしまえば、我慢できないこともなく、未だに「片耳」をいつ購入しようかと思案中です。