#889 2024年迎春
旧年中はお世話になりました。
本年もどうかよろしくお願い申あげます。
昨年5月のコロナ5類移行後は、うどん県もほぼコロナ禍以前の生活に戻りました。ただ労働力不足が顕著になり、パートのやりくりがつかず臨時休業を強いられるお店も目立つようになりました。直近では多度津町の名物うどん店「根ツ子うどん」さんが労働力不足により、昨年末惜しまれながら閉店しました。
2年ほど前から慢性的な人手不足に悩まされていましたが、年末にさらに退職者がでることから閉店を決断されたそうです。店名の根ツ子うどんには、「地域に根付いた店」との思いが込められています。1989年にオープンした同店は、緑に囲まれた温室うどん店として有名になり別名「ジャングルうどん」とも呼ばれていました。またユニークな名物店舗が1店閉店し、誠に残念です。
ところで毎年更新されている讃岐うどんマニアのバイブル本「さぬきうどん全店制覇攻略本2024」には県内のうどん店前534店が掲載されています。しかしこの中には複数店舗を展開する同一屋号のお店もかなり含まれていて、1店のみの独立店舗となると400店くらいになります。讃岐うどんツアーにやってくるツアー客が対象としているのは、主としてこの独立店舗のうどん店が多いようです。その理由は、彼らは単に讃岐うどんの美味しさだけでなく、讃岐うどんの多様性を求めて讃岐にやってくるからです。それでは今年もどうかよろしくお願いいたします。