#914 慣れない契約手続き

梅雨明けを前にして、各地で大雨が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。先日の7月2日は「うどんの日」、そして7月7日は「そうめんの日」でした。讃岐では、農作業が一段落する半夏生(はんげしょう)にうどんを振る舞ったことから、半夏生が「うどんの日」。また「そうめん」の原型といわれる「索餅」(さくへい)が、旧暦7月7日の七タの儀式に供え物の一つとして供えられたことから、七夕が「そうめんの日」となりました。さてイラスト担当者による新着情報をお届けします。

============
小さい頃はテレビっ子だった私は、学校から帰宅するといつもテレビの前に居座り、母に注意されていました。それがどういう訳か今では、生活においてテレビ時間はほぼゼロ。実際、最近は「テレビ離れ」というワードもよく聞かれ、テレビを所有しない人もかなりいると聞きます。その理由としてはやはりネットの影響が大きく、YouTubeやNetflix等の動画視聴サイトが増えたことや、テレビ番組を視聴できるTVerの存在が大きいと思います。それで改めて私にとってのテレビ利用法を考えてみると、なんと地震速報くらいしかないことがわかりました。しかもYouTubeでは24時間常にどこかのチャンネルでニュース速報が流れているので、もうこれは脱テレビ一択しかないと決意し、有料国営放送を解約することに決めました。

それで現在の契約を確認するとテレビとネットが一括契約であることが判明し、解約手続きが少々面倒となりました。友人にネットプロバイダについて相談したところ、私が現在加入しているプロバイダは、マイナーであるために選択する人は余りいないという情報も聞いたので、テレビ解約のついでにネットプロバイダも他社に移行することにしました。そして移行先の新プロバイダとのやり取りも順調に進み、あとはネット工事日の調整のみとなりました。

そんな折、同じ番号からの電話が何度もかかってくるので、何かと思いでてみると、新プロバイダ契約に伴う、無料家電プレゼントやら廉価なウォーターサーバー契約の勧誘セールスでした。そのときは、いちいち飲料水を購入するのが面倒なのでウォーターサーバーの導入を検討していたこともあり、少し心が動きましたが、改めてその条件等を検討してみると、それほどお買い得でもないことがわかり、逆に不審点が出てきたため、結局はキャンセルしました。

そういうことで改めて工事日の日程調整をしましたが、土日は工事業者が休みであるのに対し、こちら事情で平日は出張が多く、調整に難航。最終的には初回の電話から1ヶ月後にようやく工事日が決まりました。日程調整には手間取りましたが、当日の工事は30分ほどで終了。「あとはお客様の方で案内書に沿って設定をしてください。」と工事担当者は言い残し去っていきましたが、設定には手間取り一向に上手く繋がりません。

旧プロバイダ会社には予め解約手続きの連絡をしていましたが、理由をしつこく聞かれることも全くなく「また困ったことがあればいつでもご連絡ください」と丁寧に対応してもらったので、「こんなに工事や設定の手続きに時間をかけるくらいならわざわざ移行しなくて良かったのに・・・」と半ば後悔しました。

そうは言っても乗り換えは既成事実となったので、時間を見つけ、サポートに連絡しながら設定方法を教わり、気づけば初回の連絡からなんと2ヶ月後に、何とかネット接続に成功しました。しかし喜びも束の間、どんな素晴らしいサービスかと意気揚々と新回線の速度を比較したところ、なんと旧回線の方が速いではありませんか。使用料金もさほど変わらないし、設定に手間取るし、悪徳セールスには引っかかりそうになるし、挙げ句の果てには通信速度も遅い。踏んだり蹴ったりなプロバイダ変更となりました(後悔!)。