#927 最近のうどん関連ニュース・・・①うどん県麺目躍如&②うどんヘルメット

最近のうどん関連ニュースから2点お届けします。どちらも地元紙に掲載されたもので、記事タイトルが振るっているので、ついつい興味深く読んでしまいました。ひとつは、「麺」から連想する都道府県としてうどん県が1位に選出。2つ目は、バイオマスプラスチックを原料としたうどんヘルメットです。

①うどん県・麺目躍如・・・「麺」から連想する都道府県第1位はうどん県
旅行情報誌「じゃらん」が今年7月に、「『麺』といえばどの都道府県を連想しますか?」という質問(3都道府県までの複数回答)に対し、1034名のネットユーザーから回答を得た結果、みごと「香川県・讃岐うどん」が首位に輝きました。以下2位「福岡県・博多ラーメン&長浜ラーメン」、3位「北海道・札幌ラーメン&函館ラーメン」、4位「長野県・信州そば」、5位「東京都・多種」、6位「山形県・板そば」、7位「岩手県・わんこそば」、8位「福島県。喜多方ラーメン」、9位「長崎県・ちゃんぽん」、10位「沖縄県・沖縄そば&ソーキそば」と続きます。

得票数は非公開ですが、香川県は2位の福岡県の倍以上の票数を得たので、麺に関しては「讃岐うどん」の知名度はダントツといっていいでしょう(素直に嬉しい!)。香川県か「うどん県」のPRを始めたのは、2011年10月で、それ以後俳優・要潤さんがうどん県副知事として頑張っています。但し先人たちの努力も忘れてはなりません。1970年の大阪万博への出店。当時の金子正則知事によるトップセールス、そしてPRのためキャラバン隊を組織した結果、「讃岐うどん」という名前は全国区になりました。

うどん県のPR標語は、「うどん県。それだけじゃない香川県」ですが、それは香川県には、さぬきうどん以外にも、魅力的な観光資源が沢山ありますよ、という意味です。具体的には、「栗林公園」、「こんぴらさん」、「猪熊弦一郎美術館」、「東山魁夷せとうち美術館」、「豊島美術館」、更にはオリーブ、骨付鳥、など枚挙にいとまがありません。また来年(2025年)は、瀬戸内国際芸術祭2025も開催されます。この機会に是非、うどんツアーを兼ねてお越しください。

②頭守らず・地球守る「うどんヘルメット」
こちらは観音寺市のプラ製品メーカーが開発したうどんヘルメット。ヘルメットと言いながら保護機能はないので、かぶることはできても「頭守らず」、また原材料は自然に優しいバイオマスプラスチックを使用しているのでSDGsの観点から「地球守る」仕様になっています。具体的には食用や家畜のえさに使用できずに廃棄されてしまう米を活用するバイオマスプラスチック「ライスレジン」を原料のうち50%以上使用します。

うどんヘルメットは、ひっくり返すとうどん3玉が入り、つば部分は、3分割された薬味入れとなっています。カラーは全10種類で価格は税込み3850円。バイオマスプラスチック製でない従来のプラ製の同型製品は税込み3300円。価格的には少々高く感じるかもしれませんが、うどんフリークには堪えられない一品かもしれません。うどんヘルメットをかぶって製麺所にいき、ぬいでうどんを入れてもらうのもありかも・・・。

実物をご覧になりたい方は、高松自動車道豊浜SA(上り)において、実際にうどん提供用どんぶりとして使用されているので、うどんツアーに来られたら是非お立ち寄りください。また高速道路SAや道の駅など香川県内7ヵ所でも販売されています。うどんヘルメットは、うどん丼以外に主たる利用方法はありませんが、まあうどん県の御愛嬌だとご理解いただければ幸甚です。うどんヘルメットをかぶっている方を見かけたら、ぜひお声がけください。