#946 伊豆熱川旅行①

うどん県では2月24日に待望のあなぶきアリーナ香川(県立アリーナ)がオープンし、開館セレモニーが盛大に催されました。また3月1日2日の両日は、サザンによるこけら落としコンサートがあり、アリーナ周辺は多くの人で盛り上がりました。驚くなかれサザンによる香川でのコンサートは、1984年(旧高松市民会館で開催)以来、なんと41年ぶり。また現在は(3月13日(木)〜15日(土))、プロジェクションマッピング 2025 Departureも開催中なので、皆さんもぜひどうぞ。さてイラスト担当者による新着情報をお届けします。
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今年一月、久しぶりに大学時代の友人たちと旅行に行ました。それぞれ東京、横浜、名古屋とバラバラですが、半年〜1年に一度ほどのペースで今でも緩く集まることができています。久しぶりに旅行がしたいねという話が持ち上がり、私が以前から行きたかった静岡県は熱川にある「バナナワニ園」にみんなが同行してくれることになりました。いつからか恐竜に強いロマンを抱くようになった私ですが(ジェラシックパークの影響か?)、現代では残念ながら骨か化石しか残っていません。しかしワニという生き物は、私的には恐竜に通じるものがあり、いつかたくさんのワニが見たいと思ってたところバナナワニ園の存在を知りました。

友人に私のプランを披露すると、みんな楽しそうと直ちに賛同してくれ、すんなりと旅行先が決まりました。温泉が大好きなHは伊豆方面と聞くとすぐさま、以前から行きたかった温泉宿があると言い出し、随分前からしっかり予約を入れました。その後、Googleマップを共有し、周辺エリアの気になるスポットをプスプスとピン留めしました。

迎えた旅行当日、早朝からグループラインが動いたと思ったら、なんとMが前夜から発熱で、急遽大事をとるとの連絡が入りました。1月といえばコロナやインフルエンザが猛威を振るっていた頃で、仕方ないとはいえ、数ヶ月前から計画していただけに残念で悔しいの一言です。ただ宿も新幹線もレンタカーも予約済みだったこともあり、Mには申し訳ないけど3人で決行することにしました。

東京駅発の新幹線に乗り込むと、間もなく横浜から乗車したKと車内で合流。会うのは少し久しぶりだったのですが、合流するや否Kから開口一番「また髪色が明るくなったねえ!」と言われ、面食らいました(もっと他に言うことがあるだろう!)。そして楽しくお喋りしていたところ、いよいよこれからがクライマックスというところで早くも熱海に到着してしまいました。

ワニ園が開園したのは1958年。「世界のワニ16種」というのがウリですが、それ以外にもレッサーパンダやフラミンゴ、植物園エリアが併設され、なかなか個性的な施設です。入園料金2000円はちょっと強気な設定に感じるかもしれませんが、これだけの施設を維持管理するとなると当然です。恋い焦がれた種々のワニは、柵で仕切られた中にいました。頭の形や大きさ、目の形などその個性はすぐ見て取れるものの、みんな水の中に入ってほとんど動いてくれません。根気強く待っているとたまに息継ぎのためか水面に顔だけプカ〜っと浮いてきて二本足で立ち上がるのですが、尻尾でも僅かに支えているのかこれまた微動だにしません。これだけ期待してやってきたのに、なんとも残念ですっかり気抜けしてしまいました(これが現実か)。仕方ないので、欠場したMのためにお揃いのキーホルダー買い求めバナナワニ園を後にしました。