2003年12月のお知らせ

師走の声をきく季節になりました。街中を歩くと、クリスマスの飾りつけでいっぱいです。

アメリカでは11月の第４木曜日から週末にかけて、サンクス・ギビング・デイ感謝祭の法定休日にはいります。1620年、イギリスから清教徒たちがメイ・フラワー号に乗って、新天地を求めてアメリカへ渡りました。最初の冬を越え、新しい土地で定住できたことを感謝する休暇です。親戚・友人たちが各地から、集まります。日本でのお盆・お正月と同じくらい大切な日です。当時の食べ物を思い出して、七面鳥・かぼちゃのパイが食卓ならびます。今年の感謝祭、アメリカのブッシュ大統領はイラクのアメリカ軍兵士たちと、ヒラリー上院議員（元クリントン大統領の奥様）はアフガニスタンのアメリカ軍兵士たちと過ごしたと、報じられました。

12月は御歳暮のシーズン。日本に滞在するアメリカ人の方の贈り物に対する印象です。 日本人は、品物を紙袋にいれて、両手できちんと渡します。（過剰包装なのではないかしら・・・）ある日、友人は風呂敷に包んだ品物を持ってきてくれました。（心の中で・・・）「なんてすてきなアイディア！！　風呂敷とその中身の両方をもらえるなんて。でも友人は、中の品物を出すと風呂敷をきれいにたたんで・・・バッグの中へ入れてしまいました。あーあ！！　両方もらえるんじゃなかったのですね。

アメリカ人は贈り物を頂いた時に、その喜びを最大限に伝えようと、うれしそうに贈り物の包みをビリビリと破き、その場で開けてみます。（私自身、そういう光景に出会いました。）日本人は対照的で、贈り物を差し上げたとき、手を横に激しく振って、受け取れないという態度を示します。私はなにか失礼なことをしたのかと心配したものでした。ある日風邪をひきました。鼻をぐすぐすさせながら駅の改札口を出たとき、誰かがティッシュをくれるではありませんか。すごい！！　私が欲しいと思っていた物を察してくれるなんて・・。なんて親切な方でしょう。・・・そして気づきました。ほかの人もみんなティッシュをもらっています。日本では企業広告が入ったティッシュをただで配っているんですね。日本に住み始めてまもなく、家の引き出しはティッシュであふれていました。

今年も皆様のご協力をえて、年末・年始のお休みをいただくことができます。ありがとうございます。事前に営業の岡田・上枝・事務の者が、お客様のご都合を伺います。香川県外の方は12月22日（月）が年内最終の発送となります。よろしく　お願いいたします。
一年の締めくくりの１２月。お忙しいことと思います。 お体　大切になさってください。

木下製粉株式会社会社　　平成15年12月4日