2007年12月のお知らせ
11月8日の新聞を読んでいたときのこと・・・。「ほほえましい」記事に出会いました。秋の叙勲伝達式で、天皇陛下が受賞者からあいさつを受ける「拝謁(はいえつ)」が行われたとき、「犬(いぬ)」を伴った受賞者がはじめて出席されました。元京都府視覚障害者協会会長の福嶋慎一です。白内障で視覚障害となり、20年以上にわたり盲導犬と生活しています。
写真では盲導犬の「ルカ」は福嶋さんの隣で神妙にお座りして、天皇陛下からのお言葉を聞いています。周囲の空気を察して、「ルカ」は誰よりも落ち着いているように思えます。よく見ると「ルカ」は正装しています。着物でしょうか!!洋服でしょうか!!拝謁の後、「盲導犬はまだまだ社会に周知されていない。今回、宮中に入らせていただいたことで、社会に盲導犬への理解が広がってほしい。今日、ルカはお利口でした。100点をやりたいです。」と福嶋さんはおっしゃっています。
盲導犬は視覚障害者を安全に快適に誘導する犬で、1819年、「ヨハン・クライン」というウイーンの神父が、犬の首輪に細長い棒をつけ盲導犬として訓練したのが最初と言われています。日本の国産初の盲導犬が誕生したのは、ちょうど50年前の1957年でした。犬の訓練所を経営していた塩屋賢一さんが、盲学校の教師の方から依頼を受け、シェパード「チャンピイ」の訓練に成功しました。塩屋さんはこれまで、1000頭以上の盲導犬を世に送り出してきました。
雑誌のなかで、車椅子に座っている女性Sさんの写真が目に留まりました。すがすがしい素敵な笑顔です。Sさんは交通事故に遭って以来、2年間病院で生活を過ごしました。今年、2年間のブランクを超え大学を卒業しました。そして盲導犬との生活がはじまりました。盲導犬との生活により、(車椅子が必要である)Sさんの行動範囲は広がったそうです。Sさんの目的は、障害者の方が簡単に使用できる化粧品を開発することです。Sさん自身、手の指を容易に動かすことができません。
化粧品の瓶の蓋(ふた)を容易にあけることができません。Sさんは「若い方も、年老いた方も、障害のある方も、みんな おしゃれに興味・関心をもつことが必要です」と言われています(同感です)。写真の素敵な笑顔は、この前向きな考えから来ているのだと・・・と思いました。2006年3月での日本国内の盲導犬の実働数は、952頭だそうです(想像したよりも、少ないので驚きました)。アメリカ・イギリスについで3番目だそうです。
保育園で教師をしている友人が、「今日、子どもたちと市役所へ絵本を頂きに行ったのよ。絵本のタイトルは『きな子が行く』・・・・」と話してくれました。「きな子」って誰のこと・・・?「きな子」は犬の名前です。「きな子」は警察犬の試験におちること3回。失敗にめげずに日々訓練に励んでいる「きな子」の物語が絵本になりました。
「きな子」は香川県丸亀警察犬訓練所に所属しています(実在する犬なのですよ)。市役所で絵本が贈呈される当日、「きな子」も出席していました。みんなで記念写真を撮ろうとしているのに、「きな子」だけは他の方向を向いていたそうです。話しを聞きながら笑ってしまいました。(何事につけて、つまずいている)私は「きな子」に親近感を持ちました。がんばれ !! きな子 !! y
12月のお休みは | 30、31(年末休暇)、それと日曜日です。 |
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新年は、1、2、3、4がお休みになります。 |
事前に営業の岡田・上枝そして事務のものがお客様のご都合をお伺いします。宜しくおねがいします。今年も皆様のおかげでお休みを頂くことができました。ありがとうございます。お身体 大切になさってください。
木下製粉株式会社会社 平成19年12月3日