2022年10月のお知らせ

赤い「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」が咲き始めると、「秋分の日」が近いことを実感します。幼い頃、曼珠沙華の「茎」を交互に折り、ネックレスを作って、遊びました。

「天」に帰られたイギリスの「エリザベス女王」の報道を見ながら、「英国の歴史」本を開いてみました。「エリザベス」という名前の女王はイギリスの歴史上に、二人いました。1558年、エリザベス一世(1533-1603)が即位されたときは25歳でした。人類社会学の教育を受け、物事を「慎重」に進め、「中道の心」を持って、国を治められたそうです。「ローマ・カトリック(旧教)とピューリタン(聖書主義)」の両方の要素をとりいれた寛容な「イギリス国教会」を確立しました。

1937年に撮影された1枚の写真に、当時の英国王ジョージ6世(1936年即位)とエリザベス王妃、そして2人の女の子が納まっています。10年前に観た「英国王のスピーチ」という映画を思い出しました。映画はエリザベス王妃が、吃音症(きつおんしょう)に悩まされていた国王ジョージ6世を支え、「国王の責務」を果たしていく物語です。何人もの言語矯正の専門医を探し訪ねます。ある日、スピーチ矯正専門医の「ローグ」の噂を聞きつけます。症状は良くなり、国王はローグに「大いに助けてもらいますよ!」と微笑んだそうです。

第2次世界大戦が始まり、1939年9月3日、ジョージ6世はイギリス全土に向けて、不安に包まれた「国民」を勇気づけるために、ラジオ演説をしました。(ドイツ軍による)空襲を受けているロンドンにとどまり、王妃と一緒に爆撃を受けた地域を訪ねたそうです。国民と王室の「絆」を深めることにより、困難な時代を乗り越えました。

国王と一緒の写真に収められていた「女の子」は、1952年に即位された(国王の長女である)エリザベス二世(1926-2022)です。幼年期からお父様であるジョージ6世のお姿を見ながら、イギリス国民を支えてこられたのだと思います。

イギリス競馬最大のレース「キング・ジョージ」賞(私は知りませんでした(笑))。正式名、King George Ⅵ & Queen Elizabeth Stakes と呼ばれ、ジョージ6世とエリザベス妃のお名前が記されています。

「ビートルズ」「ローリング ストーンズ」「クィーン」たちの音楽が生まれ、ミニ・スカート流行の発祥であるイギリス。ミニ・スカートを着た小枝のような「トゥィギー」は妖精みたいでした。テレビに映し出されるイギリスの街並みや人々を見ながら、長い伝統を守り、新しいものを次々と生み出す「イギリス」の魅力と活力をあらためて想いめぐらしました。

10月10日(スポーツの日)・15日(土曜日)・22日(土曜日)・29日(土曜日)そして日曜日です。

「月めくり」のカレンダーが3枚となりました。毎日の生活、丁寧に過ごしていきたいと思います。おからだ 大切になさって下さい。