2022年7月のお知らせ

6月21日は「夏至」でした。讃岐では18時過ぎが日没時刻。そして、ゆっくりと夕陽が暮れていきます。仕事を終え、瀬戸内海を望む浜辺に、夕陽を見に行ったこと思い出しました。「突堤」と呼ばれる、海岸線に直角方向に建設された「石畳」の上で、楽しそうな話声が聞こえてきました。アジアから研修生として来られた若者たちが、食事(?)をしている光景でした。夕陽を眺めながら、至福の時間を楽しんでいるようでした。

県外ナンバーの「車」を、多く見かける様になりました。様々な制約のもとで人々は少しずつ、日常の生活を楽しんでいるようです(大切ですね)。マスクはもちろんのこと、検温の生活にも慣れてきました(笑い)。

4月、思いがけなく、友人から「コンサートに行かない?」と連絡が届きました。ホールで音楽を聴くなんて、何年ぶりのことでしょう。読売日本交響楽団、ピアニストの辻井伸行さん、ヴァイオリンニストの三浦文彰さんが演奏されました。私は、テレビやラジオから届く辻井さんの声、言葉の伝え方が好きです。というのは、私の心を素直にさせてくれるからです。もちろん、「優しいピアノの音色」も好きです♫。同時に、辻井さんの「感性」の育まれ方にも心惹かれます。

以前、辻井さんが旅に出かけたときのドキュメンタリー番組が紹介されました。川の「水面」に触れながら、どういうふうに感じるか・・など、「五感」で日常生活を感じている印象を受けました。お母さまは伸行さんに、「色」というものを理解させるために、「りんご🍎の赤」「バナナ🍌の黄色」などと教えていたそうです。ある日、伸行さんはお母様に、「今日の風はなに色?」と聞きました。お母様は、伸行さんの感受性の豊かさに驚かれたそうです。

コンサートが始まりました。指揮者の方と腕を組みながら、辻井さんがステージに登場。会場は「あたたかい空気感」に包まれました。誠実で恥ずかしそうな笑顔。オーケストラの演奏の間、「そっ」とポケットからハンカチを取り出し、「そっ」と汗を拭い、そして「そっ」とハンカチをポケットにしまいます。「指」は想像していたよりも小さいと思いました。観客の方たちのマナーにも感心しました。演奏が終わり、団員の方たちが退場するまで、全員の方に拍手を送っていました。コンサートの余韻に浸りながら、高松港に隣接する遊歩道を歩きました。船の明り、遠くに浮かぶ島々の灯(ともしび)。少し涼しく感じる夜風。「音楽」が日常生活の中へ活力を与えてくれた「夕べ」でした。

7月9日(土曜日)・18日(海の日)・23日(土曜日)・30日(土曜日)そして日曜日、お休みを頂きます。

讃岐の水源は、高知県にある早(さ)明浦(めうら)ダムから供給されています。例年、6月末のダムの貯水率は80%ですが、現在、30%と報じられました。夏になると、讃岐に住んでいる私たちは、「水不足」が心配になります。おからだ 大切になさってください。