2023年4月のお知らせ
暖かくなったり、寒くなったり。季節の移り変わりは、「気持ち」を前向きに導いてくれます。3月21日「春分の日」の朝は、サッカーのワールド・カップ一次予選で日本がドイツやスペインとの試合を控えたときの「空気感」に似ていました。WBCワールド・ベースボール・クラシックの準決勝、日本とメキシコとの試合が始まっていました。アメリカ、マイアミのローンデボ・パーク野球場から放映される試合を見ながら、野球場の「空気感」や観客たちの「おおらかな熱気」が伝わってきます。
3-0 3-3 8回を終えて、メキシコ5-日本4。9回裏の日本の攻撃が気になりながら、待ち合わせの友人の家へ車を走らせました。甲子園からの選抜高校野球を聴いていると、「高校球児たちにとって、励みとなるうれしい知らせが届きました。日本が9回裏で、逆転勝利です」とアナウンスが流れました。マンションのエレベーターの中で、40代?らしきご夫婦から話しかけられました。「WBC野球 見ましたか?」。「はい、アメリカの野球場でプレイする選手たちは堂々としていて、頼もしく思えましたよ」。「僕は感動して、泣きました」。短い会話は私の心をあたたかくしてくれ、友人は「感動の瞬間を共有したかったのよ」と言いました。
(野球に詳しくない私ですが)栗山監督は、他のスポーツの監督さんたちと異なった印象を受けます。「謙虚で、穏やかな表情」。ひとつ、疑問が解けました。1999年、北海道栗山町の青年会議所から、「同じ名前」という縁で観光大使を依頼されました。栗山さんは、1989年に公開されたアメリカ映画フィールド・オブ・ドリームズ Field of dreamsで見られるような、子供たちのために緑豊かな少年野球場をつくりたいという「夢」を話しました。物語は、アイオワ州の田舎で農場を営む主人公は、ある日トウモロコシ🌽畑で「謎の声」を聞きます。「トウモロコシ🌽畑を利用して、野球場をつくりなさい」。そして、過去に活躍した野球選手や観客たちがこの野球場に集まるというファンタジー映画です。メジャー・リーグへの夢が叶わなかった主人公の父親とキャッチ・ボールをする情景も描かれています。
栗山さんは、アイオワ州の映画ロケ地を訪ね、(言葉は通じなくても)日本と台湾とアメリカの子供たちが一緒に遊んでいた光景が忘れられないそうです。2002年、栗山町に野球場「栗の樹ファーム」が完成しました。誰でも気軽にキャッチ・ボールを楽しんでほしいと、野球場の入り口に「グラブやボール」を置いているそうです。アメリカとの決勝戦のあと、栗山監督に駆け寄るご夫婦がいました。「達ちゃん」こと、ヌートバー選手のご両親のようでした。
4月のお休みは、15日(土曜日)・22日(土曜日)・29日(昭和の日))そして日曜日です。
3月下旬、桜の花が開き始めました。曇り空が続いています。季語のひとつ、「養(よう)花天(かてん)」は桜が咲く頃の曇り空を意味するのだそうです。おからだ 大切になさって下さい。