2023年10月のお知らせ
【お知らせ】10月28日(土)は、弊社電話工事のため、終日電話・FAX着信不可となります。ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
9月8日は、二十四節気のひとつ「白露」でした。夜の間に「暖かい空気」と「冷たい空気」が入れ替わり、明け方、野草の葉に「朝露」が輝く季節です。季語を現わす「言葉」の奥深さに、あらためて驚きます。
四国島内では、JR高松駅から徳島県方面に向かう「高徳(こうとく)線」、多度津駅(たどつえき)を起点として高知県方面への「土讃(どさん)線)」、愛媛県方面への「予讃(よさん)線」が運行されています。土讃線は、弘法大師(空海)の生まれた「善通寺」、そして「こんぴらさん」の名前で親しまれている金刀比羅神宮のある「琴平(ことひら)」を経由します。
陸上自衛隊が駐在する「善通寺駐屯地」は、明治31年、旧陸軍第11師団として創設された伝統ある駐屯地です。初代師団長は「乃木将軍」で有名な「乃木希典(まれすけ)」。明治31年10月1日から約3年間、善通寺に赴任しました。以後、昭和20年の終戦まで、25代の歴代師団長が勤務され、「乃木館」では旧陸軍の資料が公開されています。例えば、師団長として乃木希典が使っていた執務室は、当時の机や椅子が保存されています。興味深いエピソードを読みました。質素倹約を重んじた乃木将軍は、「師団長の椅子は、座れたらよい」と、簡素な形の椅子を用意させました。「部屋に絨毯などは贅沢だ」とも言われたそうです。
帝国陸軍の時代、陸軍将校の親睦や学術研究を目的とした「偕行社(かいこうしゃ)」という組織が設立されました。善通寺の「偕行社」は明治36年(1903年)に竣工され、平成13年(2001年)、国の重要文化財に認定されました。大正天皇が来県された際は休憩所として、昭和天皇が皇太子時代には宿泊されたそうです。貴重な歴史を語る「偕行社」は現在、カフェ・コンサート・結婚式・成人式などに利用されています。中に入ると、明治時代にタイム・スリップしたような気持ちになります。
8月下旬、善通寺の四国学院大学の礼拝堂で催されたコンサートを聴きにいきました。「チェンバロ」という楽器の音色を聴いたことがありますか?バッハ(1685-1750)が活躍したバロック時代に使われていた鍵盤楽器で、ピアノの前身とも言われています。当日、大塚(おおつか)直(なお)哉(や)さんがチェンバロと礼拝堂に設置されているパイプ・オルガンを演奏されました。チェンバロの繊細な音色とパイプ・オルガンの壮大な音色。コンサートが終わる頃、窓から夕暮れの光が礼拝堂の中に差し込んできました。穏やかな「時のながれ」でした。
10月のお休みは、9日(スポーツの日)・14日(土曜日)・21日(土曜日)・28日(土曜日)そして日曜日です。
知っていますか?
岡山駅と高知駅間を「アンパンマン列車」が走っています。「アンパンマン」に登場するキャラクターたちが描かれています。列車内では「ぼく、アンパンパンです」とアナウンスが始まります。思いがけずに、アンパン列車を見かけると、「ほっこり」とした気持ちに包まれます。おからだ 大切になさってください。