2024年1月のお知らせ

今年も、皆さまにとって「穏やかな日々」が、たくさん訪れますように・・・。

師走の夕方、優しく降る雨の中を少し、歩きました。家々の灯からは、一日の仕事を終えた「安堵感」が感じられます。夜空を見上げると、静寂な空気の中で「赤色と白色の光が点滅している」飛行機の灯りが見えました。何年ぶりでしょうか・・。夜空に輝く飛行機の灯りを見たのは・・。

「地球音あてクイズ」という番組がラジオで放送されます。「音」だけを聴いて、「何処で、何をしている音でしょうか」と想像します。その日の「音」は、「イェデン デゥバ バチッバチッ ???」。第1ヒント。場所は「セルビア」国。えっ👀?「セルビア」って、どこ?イタリアの東側、「バルカン半島」の中央部に位置します。チトー大統領により統制されていた「旧ユーゴスラビア」の時代を経て2008年、現在の「セルビア共和国」が誕生しました。クイズの「音」は、首都ベオグラードにある「ニコラ・テスラ博物館」の「電気実験装置の音」です。

ニコラ・テスラ Nikola Tesla(1856-1943)は、現在のクロアチアに生まれました。ハンガリーのブダペスト国営電話局で働きながら、遠くまで安定した電流を送ることのできる「交流電流」の研究を続けます。しかし、欧州ではテスラの研究を理解する人々に出会えず、1891年、アメリカへ渡ります。エジソン電灯会社の求人広告を見つけ、採用されます。蓄音機や白熱電球を発明したエジソンは、「直流電流」方式を遂行していたために、テスラの考えはエジソンと対立し、数カ月で職を失います(電流戦争と言われました)。

100年以上も前に、テスラは「現在の電気の発電と送電システムの基礎」を考えていたことに驚きます。レーダー、エックス線(X線)、リモートコントロール、無線送電の実用化を目指しました。ラジオ誕生の親と言われています。問題に戻りましょう。イェデン デゥバはセルビア語で数字の「1、2」の意味。バチッバチッは、電気の音です。テスラ博物館の入り口で「棒(蛍光灯)」を持っていて、発生した電気をWIFIのように無線で飛ばし、離れたところにある蛍光灯に「あかり」が灯る装置です。この実験で使われている電気は、低アンペアで体の表面を通るので、感電はしないそうです(安心してください)。首都ベオグラードでは、ニコラ・テスラ空港、ニコラ・テスラ通り、ニコラ・テスラ電気高校など、テスラの名前が身近にあります。アメリカの電気自動車の会社名「テスラ」も、ニコラ・テスラから名付けらました。

1月のお休みは、1日・2日・3日・8日(成人の日)・20日(土曜日)そして日曜日です。

頼もしい記事が目に留まりました。日本の青年たちが、「テスラ社を追い抜こう」と、完全自動運転システムを搭載した電気自動車の2030年の実用化を目指している記事です。彼らの「ゆるぎない眼差しと穏やかな表情」から、人々に優しい製品づくりの姿勢が感じられます。日本の将来が楽しみです。おからだ 大切になさってください。