2024年8月のお知らせ
週末の夕暮れ、雨が降り続いていました☔。蝉たちは、雨の中で元気いっぱい。太陽の下で聞こえてくる蝉の声と異なり、雨の中で聞こえてくる蝉の声は、「ほっ」とした空気を与えてくれます(不思議)。
7月26日から、パリ2024オリンピック大会が開催されています。大会の魅力のひとつは、パリ市内の歴史的な建物を背景に競技が行われることです。正式名は「フランス共和国」、人口は(日本の半分の)約6800万人。パリの市街地は、東京の山手線の内側くらいの大きさです。国旗の青色は「自由」を、白色は「平等」を、赤色は「博愛」を意味し、他の国々と同様に「自由への道のり」の歴史だと感じます。
フランス革命100年を記念して、1889年、第4回パリ万国博覧会が開催されました。電気を利用した「動く歩道」は人気を呼び、建物や噴水に「様々な色」を映し出した夜間照明は人々を魅了しました。1890年代、ドイツやアメリカは重工業部門の発展に重点を置いていましたが、フランスは手工芸や装飾芸術へと方向転換しました。それ故、世界中から画家やデザイナーたちがパリで学ぶことを夢見て、現在に至ります。
パリの街の象徴である「エッフェル塔」は、パリ万国博覧会のために建てられました。当時、「エッフェル塔ができたら、街の景観が変わってしまう」と大論争が起こりました。多くの著名人たちが反対運動をおこしました。作家モーパッサン(1850-1893)は、旅行記のひとつ「放浪生活」の中で、「パリを離れ、フランスをさえ離れた。なぜなら、とうとうエッフェル塔にうんざりしてしまったからだ。エッフェル塔はどこからでも見え、どこからでも見つけることができた」と書いているそうです。「モーパッサンは毎週、エッフェル塔にあるレストランへ昼食に出かけました。そこが唯一、エッフェル塔が見えない場所だから・・」という逸話があります(笑)。小説は、書かれた頃の「社会情勢や人々の想い」を、私たちに語ってくれます。
100年の時を経て、「エッフェル塔は、心のよりどころ」という言葉が聞かれるようになりました。映画監督フランソワ・トリュフォー(1932-1984)は、映画のシーンの「片隅に」、しばしば「エッフェル塔」を登場させたそうです。
8月のお休みは3日(土曜日)・12日(山の日の振替)・13日・14日・15日(お盆)・24日(土曜日)・31日(土曜日)そして日曜日です。
パリ・オリンピック・レスリング代表の日下尚選手は香川県出身。エネルギー源は「讃岐うどん」です。行きつけの「おうどん屋」さんでの定番メニューは「うどん4玉」。お母様が「幼い頃から周囲の方たちに育てて頂いた」と言われた言葉が印象的でした。競泳の花車優選手は坂出市の出身。バスケットの渡邊雄太選手は香川県木田郡の出身です。
おからだ 大切になさって下さい。
令和6年8月1日
木下製粉株式会社