2024年9月のお知らせ

8月下旬、讃岐では雨に恵まれました。何日ぶりの「雨☂」でしょうか。心が少し、「ほっ」とします。蝉の鳴き声も「おとなしく」なり、秋の季節への移り変わりを感じます。

今年の夏、「パリ2024オリンピック」そして「甲子園の全国高校野球」のスポーツ・ニュースからたくさんの「元気」を頂きました。どんな場面が印象に残っていますか?早朝(午前4時)ラジオから「たった今、新種目ブレイキンで、AMI 湯浅(ゆあさ)亜美(あみ)選手が金メダルに輝きました」というニュースが流れてきました。(技術的なことは解りませんが)テレビで決勝戦のAMIさんの演技を見て、直感で「繊細で上品な演技」だと思いました。

「ブレイキン」の起源は1970年代の初頭、アメリカ、ニューヨークの「サウス・ブロンクスSouth Bronx」という貧民地区の路上でした。ニューヨーク市の財政悪化が進み、最も荒廃した地域でした(カーター大統領は地域の事態を心配して、徒歩で視察されました)。縄張り争いが始まり、たくさんの命が奪われたそうです。しかし、彼らは音楽が大好きで、ギャングのボスは、「音楽に合わせて、向き合って、踊りながら勝負しよう」と呼びかけます。これが、「ブレイキンの始まり」と言われています。余談ですが、1961年に公開されたミュージカル映画「ウエスト・サイド・ストーリー West Side Story」を思い出しました。ニューヨークが舞台で、非行グループ「ジェット団」と「シャーク団」がビルの屋上にある運動場の使用権を争う映画です。歌と踊りの「かっこよさ」に圧倒されました(笑)。

日本のブレイキンのダンサーたちの共通点は、「街角のストリート 路上」で育ったことです。海外に比べ日本の治安が安全であり、子どもや女性たちが夜でも街角で踊れます。AMIさんは「ブレイキンは、踊る人がそれぞれの個性を持っていて、勝ち負けでは測れない面白さがあります。この人の洋服のセンスがいい感じ・・という見方です」と言われ、彼女自身、駅の通路で「技」を磨いたそうです。AMIさんのピンク色とベージュ色が混じった色の服は素敵で、AMIさんに似合っていました。フランス語でAmi(アミ)は男友達 Amie(アミ)は女友達の意味です。素敵な「偶然」ですね。

9月のお休みは7日(土曜日)・14日(土曜日)・16日(敬老の日)・21日(土曜日)・23日(秋分の日の振替)そして日曜日です。

夕暮れの時刻が早くなりました。私は、この季節の夕暮れ時が好きです。何かを成し遂げた後の「ほっ」とした安堵感に似ているからです。おからだ 大切になさって下さい。

令和6年9月1日
木下製粉株式会社