2024年10月のお知らせ

9月17日は「中秋の名月」でした。友人から「お月さま🌕を眺めています」とラインが届きました。眠りにつくころ、窓から差し込んでくる「月のあかり」は、心を穏やかにしてくれます。

夜空の「星☆彡」たちが、素敵に眺められる季節になりました。人々は「人生の苦楽」を共に過ごす星に、「和名」をつけました。例えば、北東の夜空に、北極星の下に輝いている「カシオペア座」は「錨星(いかりぼし)」と呼ばれています。星に詳しい人は、北極星とカシオペア座の位置関係で時刻を知ることができるそうです。徳島県に生まれた俳人「佐野まもる(1899-1984)」は夏の終わりに、瀬戸内海に浮かぶ島でひとつの句を詠みました。

錨星 蜑(あま)が外寝(そとね) 季(とき)過ぎぬ

夏の間、漁師たちは浜辺に引き上げた船で仮眠をとっていますが、野草の葉に露が輝く頃、小屋の中で仮眠をとるようになります。錨星が高くなり、秋の季節の訪れを告げています。

星を愛した詩人、「野尻抱影(ほうえい)(1885-1977)」は10年以上の歳月をかけて、カシオペア座の和名「錨星」の名前にたどり着きました。昭和の初め、香川県観音寺市で、星空を見ながら釣りをしている人々の会話から、「錨星の和名の手がかり」を得たそうです。「沖に出とる漁師たちは『イカリボッサン』が高くなったことから、夜が更けてくることを知ったそうやで(讃岐弁)」。親しみを込めて、「錨星さん」を「イカリボッサン」と呼んでいたと推測されます。また、カシオペア座のWの形は、日本の船の「錨の形」に似ています。余談ですが、坂出市の「さぬき浜街道」の中央分離帯には、実際に使われていた船の錨(Wの形)が飾られています。

ラジオから嬉しいニュースが流れてきました。高知県在住のアマチュア天文家・関(せき)勉(つとむ)さんが、国際天文学連合の名誉会員に選ばれました。これまで6つの彗星と223の小惑星を発見しています。93歳の関さんの「お気に入りの場所」は私設観測小屋で星空を見ながらギター🎸を弾くこと(素敵ですね)。星の発見者は、星を命名する権利が与えられます。「よさこい」「はりまや橋」・・と、「夜空は高知の名前でいっぱい」だそうです(笑)。

10月のお休みは5日(土曜日)・12日(土曜日)・14日(スポーツの日)・19日(土曜日)・26日(土曜日)そして日曜日です。

子どもたちの 微笑ましい会話が聞こえてきました。「太陽🌅と月🌕と、どちらが好き?」「ぼくは雲の上で眠ることができる月🌕が好き」。おからだ 大切になさって下さい。

                  令和6年10月1日
木下製粉株式会社