2025年3月のお知らせ

今年の「節分」は2月2日でした。「豆まき」はされましたか❓ ラジオから「バスに10人ほどの幼稚園児が乗り込み、みんな、『👹鬼のお面』をかぶっていました」というお話が流れてきました。微笑ましい情景が想像されます。

「節分」の日に、「粒」に関する四字熟語・「粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)」が掲載されていました。中国・唐(618年- 907年)の社会派詩人、李紳(りしん)の「農を憐れむ」という詩に基づきます。稲の草取りをして、正午になると、汗が滴(したた)り落ちます。食卓に用意された「食べ物」の一粒一粒は、農民たちの努力と汗の結晶です。転じて、物事を成し遂げるために、こつこつと努力を積み重ねる事・・を意味するようになりました。このような熟語に出会うたびに、漢字・ひらがな・カタカナを用いる「日本語」の表情の奥深さを発見します。幼い頃、両親から「一粒のお米が育つのに、一年かかかるのだから、一粒も残さずに食べなさい」と教えられたことを思い出します。

2月14日は、バレンタインデーです。イギリスのロンドンの西部に位置するウェールズには、独自の歴史や文化があり、英語とウェールズ語が話されます。豊富な石炭を産出し、19世紀イギリスの産業革命を支えました。ウェールズのバレンタインデーは1月25日、「聖ドゥィンウェン・デー」と言われます。昔、キリスト教の国々では日付の代わりに、守護聖人の名前を付けた「聖人暦」という暦を使っていました。1月25日は、愛の守護聖人「聖ドゥィンウェンの日」です。恋人たちのために祈りながら旅をした修道女ドゥィンウェンは、西暦460年頃の1月25日に亡くなったと伝えられています。

古来、ウェールズの庶民は愛する人に、高価な宝石を買って贈ることができませんでした。代わりに、入手しやすい「木材」で「木製のスプーン」を作りプレゼントしました。女性は毎日の食事に、贈られた木製のスプーンを使い愛情をかみしめました。また、ウェールズの水夫は航海中、無事に帰宅できることを願い、愛する人のために「木製の🥄スプーン」を彫るという慣習があったそうです。(素敵な逸話ですね)。今日、このラブ・スプーン🥄は、お誕生日・結婚記念日など、誰かへのお祝いの時にプレゼントされるそうです。様々な細工がされ素敵です。

3月のお休みは、8日(土曜日)・15日(土曜日)・20日(春分の日)・22日(土曜日)そして、日曜日です。

先月、お約束した宇宙飛行士・野口聡一さんへの子供たちの質問は、来月お話しさせていただきます。おからだ大切になさって下さい。

令和7年3月1日
木下製粉株式会社