うどんを切るときにくっついてしまいます。どうすればいいですか?
「うどんを切るとき、包丁にうどんがくっついて困った」という経験は、個人的にはあまりありません。もっとも、そんなに頻繁に打つわけでもないので、当然といえば当然です。ただ、この手のご質問は、結構問い合わせがありますので、ここでひとつ整理してみたいと思います。 さぬきでは、うどんを打つときの水加減は、小麦粉1kgに対し塩水500gが基本で、このとき加水率は50%であるといいます。ここに、塩水は500ccではなく500g、つまり体積ではなく、重さで量ります。どっちでもよさそうですが、塩水の濃度は9%~13%あるので、体積で量ると1割以上重くなり、生地の硬さにかな
うどんを作る時の「足踏み」って…どれくらいすればいいですか?
うどん作りにおける「練り工程」は、現在のところ「足踏み」が最適といわれています。 製麺機械はいろいろあるけど、どちらかというと製造能力重視で「手打ち」のビミョーなタッチまでは、まだ完全に再現できていません。 初めてうどんを作ったときは、恐る恐る適当に踏んでみたら、意外においしいうどんができ、嬉しくなった経験のある方もいらっしゃると思います。すると「次はもっと美味しいうどんを、打ってみたいな」と考え、次のような発想がでてくるのは当然のことです。 「もっと踏めば、更においしいうどんができるだろう」 そして、自分なりに工夫しながら、うどんを打ったら、更においし
小麦粉の賞味期限と保存方法について教えてください
(1)小麦粉の賞味期限 お店に並んでいる小麦粉の賞味期限を見ると、大抵、製造後1年間になっているようです。 もちろん、保存状態さえよければ、2年でも3年経っても、食べることはできると思います(賞味できるかどうかは別ですけど)。 ただ、実際にはそんなに長期間保管しておくと、最初にあった風味はとんでなくなってしまいます。古くなってしまうと、風味、艶、旨味などが消えてしまい、おいしいうどんはできません。 注意していただきたいのは、「どんなに良い小麦粉でも、時間が経てば良い小麦粉ではなくなる」という事実です(私はそう思います)。 たとえば、そばを考えてみてくださ